プリン(プディング)じゃない、プリン体(ぷりんたい)(中編)

エネルギー源って言えば、盲点が、果糖。甘味飲料や果物ジュースに含まれる果糖は、小腸で吸収され、肝臓で代謝され、乳酸等に変わります。この過程で、例のATPと無機リン(Pi)が使われます。果糖を過剰摂取すると、無機リンが大量に消費され減少します。すると、特殊な酵素の働きが強まり、やがて大量の尿酸が生成する仕組みが解明されています。同時に、産生された乳酸も、尿酸の排泄を抑制する作用があるようで、余計に血液中の尿酸が増えてしまうこともわかっています。マジ、果糖取りすぎはヤバイ!って思いますよね。
つまり、「プリン」体が多い食品をいっぱい食べれば、「プリン」体の分解産物である尿酸も高くなるでしょうが、それだけではないってこと。鳥レバー、イワシの干物、白子、あんこうの肝をどれだけ我慢しても、「プリン」体が下がらないことがあるわけ。
もっと、数字を使って「プリン」体を見てみましょう。
ヒトの体は細胞でできているから、尿酸の元になる「プリン」体の70~80%は自分自身の体の代謝からで、食事から供給されているのはその残りの20~30%。さらに数字を紐解くと、「プリン」体が肝臓で分解された尿酸は1日700mgも産生され、500mgは尿として腎臓から、200mgは腸管から排泄されて平衡を保っています。そして体内には常に貯蓄されている尿酸が1200mg(健康成人男性)あるそうです。
じゃあ、要約。測定された尿酸が高かったら、(1)食べた食品のせい?(2)自分自身からのプリン体供給の増加のせい?(3)十分な尿が出ていない、つまり水分不足のせい?と分析しましょう。そして対策は、
(続く)

