在宅介護 その1 準備(中編)

また、長期戦ですから、様々な補助制度を利用すべきです。ところが、自分で申請をしないと補助は受けられません。一度では理解できず、何度も何度も役所に足を運びました。無事申請書類が整って受理されても、条件が合わず補助対象外になったことも一度ではありません。でも、それを申請しないとその判断すらできなかったわけですから、とにかく申請しました。こちらで気づかなかった制度を違う窓口の担当者から教わったこともあります。

口座名義が妻名義でないと手続きできないものから、同一家計の夫である僕の名義で手続きできるものまで、法則はないので、その都度担当者にご指示を仰ぎ、手続き書類を完成させます。それを提出し、公的審査会議(?)で審査され、その結果を担当者が後日知らせてくださいます。そこで、追加手続きがあれば、それを行います。今後も定期的に継続手続きが必要のようですが、いずれにせよ、公的制度の担当者の皆様には今現在もお世話になっています。

さて、2点目は、、、迷いましたが、僕はメンタル管理だったと思います。

年齢を重ねると、体力も衰え、気分の浮き沈みがより激しくなってきたりします。当たり前の変化だからこそ、自分自身の体調管理と同時にメンタル管理を意識して行うようにしています。だって自分自身の体調が身心とも崩れれば、守るべき相手を守れませんから。「心技体」で表現される「言葉」のように、心のケアも怠ってはいません。そうです、「言葉」が非常に有益です。お気に入りを習慣化するまで何度も何度も繰り返しています。

いろいろな言葉があります。優劣は全くなく、誰かに刺さった言葉が、自分には何一つ響かない言葉だったりします。まずは、僕に刺さった珠玉の言葉を紹介します。きっと誰かの役に立つと思います。

(後編へ続く)

在宅介護 その1 準備(中編)” に対して2件のコメントがあります。

  1. タカダマサシ より:

    ご無沙汰しております、4年前に妻の由美が大動脈乖離で、先生に命を救って頂いた夫の雅史です。昨日、定期検診で家内が労災を受診し、先生が退職されたことを伺いました。
    そして、このブログを拝読させて頂きました。
    涙が止まりません。あの時の私と同じ状況を先生が遭われてしまったのですね。まさかのまさかです。私もOPE室に向かう妻にどんな状態でも良いから生きて帰って来てくれと心の底から願いました。先生方チームのお陰で、命はもちろん、今では、また調剤業務に復帰し、孫に会えています。
    本当に先生のお陰です。改めて感謝致します。
    奥様も命を取り留められ、本当に良かったです。リハビリ、大変でしょうが、少しずつでも回復することをこころよりお祈りしています。
    介護とお仕事との両立は大変でしょうが、応援しています。

    1. Takashi より:

      タカダ様
       ご挨拶もせず、前職を退職してしまい、ご迷惑をおかけしました。こうやってブログを通して、ご挨拶できることで、少しモヤモヤが減りました。
       まず、つたないブログ(その後 横浜市都筑区の地域・医療・美容情報のポータルサイト 『都筑区.jp』で取材を受けて、立派なライター様に記事を書いてもらい、僕の気持ちを再現して頂けました)にコメントを送ってもらいながら、今日まで気づかなかったことをご容赦くださいませ。
       何より、妻の回復をご祈念頂き、こんなに心強いコメントはありません。こちらの都合だけで、ライフシフトしてしまいましたが、ありがたいお言葉を逆に頂戴し、とても嬉しいです。
       これからは、今まで培った臨床力を発揮し、高血圧の患者さんが心血管で倒れないよう、外来で診療しています。
       本当に、コメントありがとうございました。タカダ様のご家族も、くれぐれもご自愛くださいませ。

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