在宅介護 その4 1か月(後半)

毎週土曜日は理学療法士のプロフェッショナルが我が家を来訪します。マンツーマンでリハビリです。その所作を真似、頃合いを見て、質問しまくり、教えを乞う(ちょっとうるさい家人かもしれませんが、本当に聞きたいことが尽きないので、、、)。この場を借りて感謝申し上げます。また2週間に一回は訪問診療も受けています。主治医の先生は、丁寧な診察と患者のみならず、家族にも毎回気を配っていただけます。同伴する看護師さんも目線がいつも彼女に寄り添っていて、素敵な所作です。同業者だからこそ敬服し、素敵なチームを羨ましく思います。


さて、日曜日には、誰も訪問者がいませんので、朝、昼、夕と全力投球。僕の師匠たち(信頼できるヘルパーさんチームの面々)を真似て試行錯誤です。午前、午後の自由時間にリハビリも見様見真似で行おうとしますが彼女はいつのまにか熟睡。全介助・全失語だから、「今日はゆっくり二人っきりだし一緒に寝ていようぜ」にはなりません。「喉乾いたから何か飲みたい!」とオーダーされる瞬間を心待ちにしながら、口にとろみ入りの水分を運びます。「ちょっとトイレ」の合図が分からないから、おむつ交換も行います。これらの各タスクを完了させ、「よしまったりタイムだ!」と僕が張り切っても、相棒は傾眠。本人は、残された脳神経回路が半端なく活動し、何をするにも予想以上のエネルギーを消費していますから、睡眠で回復(まさに『寝る子は育つ』)しているのでしょう。


振り返ると、『定刻』というゆるぎない基準が、人生初の在宅介護をぶれなく行っているキーワードだと思います。僕自身の体調管理もできているのは、規則正しい生活をしているから、一石二鳥になっているんですね。


だから今日も夜が明ければ、明日の新しい朝を迎えられています!

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