在宅介護 その6 6か月前に(後編)

 でも、またまた、やっちまいました!発熱外来を休まずやっているせいにはしたくないが、なんらかのウイルス感染症(夏風邪なのでしょう)にかかって、寝込みました。インフルエンザもコロナウイルス抗原も何回調べても陰性でしたが、体調回復しても喉がやられ、かすれ声から、とうとうまったく声が出なくなりました。そう「急性声帯炎」にまでなってしまったのです。当初は患者さんには臨時休診などでご迷惑をおかけしてしまいましたが、声が十分でない状況のご不便をおかけしても、クリニック診察を再開しました。
もちろん看護師などスタッフがいてくれるから患者さんとの意思疎通もなんとかこなせました。ところが家では状況が一変します。ヘルパーさんがいらっしゃれば僕もしゃべらなくても彼女の日常は回せますが、二人になってからの、身体介助に相槌打てない、、、これにはまいった!
「疲れがたまったのよ」と会う人々に声をかけていただきましたが、一方で「医者の不養生だなあ」とも言われちゃいましたし。

 僕の生き方では、何より医業では通院患者さんに、在宅では全介助の妻に、半端ない迷惑が掛かってしまいます。特に全介助って僕に彼女の生命ラインが任されているんだ、と改めて責任の重さに身を引き締めました。
 6か月前にして、疲労が一気に爆発したのが、急性腰椎症(いわゆるぎっくり腰)も急性声帯炎も、同時期に僕の体に起きるとは、めげましたね。


 とにかく、体の治癒力を高めておくにはどうすればよかったのか?気も引き締め、体調管理方法に吟味に吟味を重ね、皆様と共有できる有益な方法を見つけたいですね。

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