在宅介護 その6 6か月前に(前編)

 高次脳機能障害、全失語、左半側空間無視、左片麻痺で全介助。教科書的には、文字は読めない、絵ならわかるかも、、、みたいな記述が多いですが、可塑性のある脳は色々試してから!と信じて在宅介護を始めました。
そんな中、介護人の僕も体を今まで以上にケアしています。でもやっちまいましたね、あの「ぎっくり腰」です。
 トイレに座って排便を終え、ウオッシュレット終え、ティッシュで拭く瞬間に、右腰に鋭敏な痛みが。びっくりしましたが、ゆっくり動き、こわごわ動き、その日は治まりました。でも翌日、足を延ばし湯船につかって起き上がるとき、同部位に激痛、とにかくゆっくり深呼吸しながら、浴槽からでて、シップを貼り鎮痛薬を飲み、「ぎっくり腰」と言われる急性腰椎症になってしまったことを理解しました。
 クリニックでレントゲン撮影し異常ないことを確認できたので、コルセットを購入し、装着すると本当に楽になりました。鎮痛薬や筋弛緩薬が一般的処方ですが、ここは漢方治療をあえて実践しました。それからは、リアル患者さんに、「俺もなっちゃったけど、何が良かった」と教えを乞う日々です。なぜか?お医者さんにかかればすぐ直る病気ではないからです。人それぞれターゲットが違いますから、背筋や腹筋の筋膜由来なのか、血流不足なのか、ただの疲労の蓄積なのか、、、とにかく原因が一つでないし、疼痛部位がここ(僕は右の腰のこのあたり!)と言っても、痛い原因はその場所ではなく脳の疼痛信号異常(疼痛を感じる部位と疼痛制御する部位の血流異常)という研究もあるのですから!「すべての筋肉がつながっている」ので、ここだけっていうのはない、と言われる通り、全身の体のストレッチが欠かせません。ストレッチボードってご存じですか?今日も紹介されたグッズを購入しストレッチを続けています。
 
 (続く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA